佐藤です。
--- 閑舎 <raku@...> からのメッセージ:
> 佐藤さん、こんにちは。よろしくお願いします。
こちらこそ、よろしくお願いいたします。
> 私が HTML から XML 等に行かなければならないと思ったのは、1 つには
> PDF
> 形式との親和性、1
> つには数式、索引や目次などを出力するタグの問題です。い
> ずれも書物でできること(あるいは TeX
> でできること)を実現するためでした。
> このあたりは Xi ではどうなっているのでしょう?
PDFは、Apache FOPを使っていますので、FOPにある制限はほぼそのまま
残ります(例えば、XSL-FO仕様にある要素でFOPでサポートされていない
ものは使えない、など)。ただ、下にも書きますが、フォントの設定関係
は、FOPを再ビルドすることで対応したりしてます。
PDFとの親和性については、XML+XSLTでは当然できますが、Xiとの関係と
なると、現在以下のようなものをサポートしています。
(1) Xiプログラムの出力メディアとしてPDFを指定できる。
Xiプログラムの出力結果がXSL-FOになるように書かないといけません。
(2) Xiプログラムの出力結果にXSLを当てて、さらにその出力メディアに
PDFを指定できる。
Xiの出力結果をXSLTでXSL-FOになるようにしないといけません。
(3) Fonttoolというツールで、Apache FOPのフォント設定ファイルである
user-config.xmlを簡単に生成できる。
MicrosoftのTrue Typeや、東風フォントなどが動作確認が取れています
。
Xiはプログラム言語なので、いろんな出力が作れますが、その出力が
整形式のXMLになることが保証されているのが特徴です。これにより、
他のXMLプロセッシングツールとうまく連携できます。
数式、索引、目次については、Xiにはそのような機能はありません。
Xiで一から自分で実装することも可能だと思われますが、Java+XMLである
ことを利用して、SmartDocなどと連携させるほうが簡単だと思います。
いろいろやり方はあると思いますが、例えば、
Xi -> XSLTでSmartDocへ -> SmartDocServlet -> TeX (-> dvipdfm)
Xi -> XSLTでSmartDocへ -> sdoc2fo.xsl -> FOP(PDF)
などが考えられるかと思います。
今のところ、Webアプリケーションとしての運用例が多いため、目次や
索引を必要とするような文書の運用は報告されていません。
# 個人的には、500ページくらいのレポートを、WebとPDFで運用したいと
# 思っているケースがあるので、実践してみる可能性はありますが。
# ちょっと他のソリューションを検討しているので、お約束できません。
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Makoto SATOH
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