これからプログラミングを始めようと思う人が読まなきゃいいけどなぁ。
なんつーか、つっこみどころ満載。
> Pythonも悪くないけど、ユーザーコミュニティーがいまひと
> つかなと。
それはおっしゃる通り(泣)
> Pythonそのものが「俺のやり方至上主義」的なところがある。
誤解である。
Pythonは「至上の書き方とは何か」を探求してるだけ、である。
だからこそ、過去のパラダイムには固執しないし、限界がくれば、
Python2(1.6以降)やPython 3000なんかも出てくる。
「俺のやり方」すら否定して「どんなのがいいのかな」と探してるのである。
……だから言語体系がイマイチ安定せんのだけど(泣)
> 誰が書いても同じコードになるのは初心者が迷わずにすむという
> 意味ではいいのだけど、迷う過程が好きな僕にとってPythonは退屈でしかない。
これについても言いたいのだが、私は
「書くのに迷うのは好きだが、読むのに迷うのはごめんこうむる」である。
大体、Python自体が単純な手続き指向からオブジェクト指向、関数プログラミング、
その他、ICON譲りのリスト操作など、遊べるおもちゃは満載なので、ある問題を解決
しようと思えば、方法はいくらでもあるのである。
ただ、ある一つのアルゴリズムを実現しようとすれば、その記法はかなり限られて
(それでも幅はかなり広がったが)くる、というだけである。
※それでも、Javaと違って、演算子のオーバーロードまで完備しているPythonの
クラスを使えば、かなり自由度は高いはずなのだが。
逆に、同一のアルゴリズムに対して、必要以上に記法があるなら、それは
「書き方が選べる」のではなく単に「読みにくい」だけなのでは?
※Perlは詳しくしらないけど、Perlだってよもや、全く同一のアルゴリズムを表現
するのに、違った記法があるなんて恐ろしいコトはあるまい、と思うのだけど。
Pythonに対して、速度が遅いだの(Rubyは速くなったなぁ)、冗長だの(やっぱ
Lispはシンプルだし、Perlは小粋だ)、汎用性に劣るだの(JavaやSqueakの繁殖力
には敵いません)という評価は正当だと思うけど、「退屈だ」という評価は、単に
「あんた、Pythonを知らんだけやろ」と言いたいです。
それとも、他の言語は、それ以上にエキサイティングなのかしらん?
/機械伯爵/普通とかいうなっ!(by 日塔奈美)/祝・絶望先生アニメ第二期/