作者: 機械伯爵
日時: 2004/10/25(12:25)
 機械です。

 会社組織からはちょっと離れているので参考にならな
いかもしれませんが、Wiki の性質を考えた上で、組織で
Wiki を進める手段を考えてみます。

 まず、広めたい相手に命令できる程度の上司を一人以
上巻き込みます。

 上意下達で、ある用件に関して、Wiki で共有すべき情
報(上司と協議の上)を Wiki にアップするようにしむ
けます。

 Wiki が使われるかどうかは、とりあえずそこに情報が
あるか無いかなので、情報がそこにあれば、活用します。

 さらに、ペーパーでの報告以外に、Wiki の担当ページ
の更新を義務付けます。

 使っていくうちに、Wikiになじみます・・・

 ・・・と、まぁ、半ば力ずく(笑)なのですが、ポイ
ントがいくつかあります。

 まず、「どのようなモノをどのような形式でアップす
るか」をはっきりと示すことです。

 「何をすればいいのかわからない」というのは、最大
の逃げ口なので、そこをまず封じます。

 次に、「何が便利なのか」特に「どんな労力が省ける
か」を強調します。

 実際に理解できるかどうかはともかく「かくあるべき」
姿が説明できないようでは、絶対に説得負けします。

 さらに「例外を作らないこと」。

 IT も仕事の内なのですから、「できない」なんてのは
そもそももってのほかですので、参加すべき人には例外
は作りません。

 あとは、「友達をたくさんつくること」(笑)

 理論より人脈のほうが、勿論強力です。

 まぁ、以上のことができないなら、新しい技術になん
て、いつまでたっても移行できないと、私は思いますけ
どね。

※導入した後の不具合はともかく、最初は強制がどうし
  ても必要だと思います。


 /機械伯爵/