🏰 漢文の訓点超入門1

2021/8/17

🏰 漢文の訓点超入門1  Unicode の普及とともに、常用漢字以外の難しい漢字もパソコンで手軽に扱えるようになりました。 しかし、難しい漢字を多用する漢文の訓点入力は需要の少ないせいもあるのでしょうが、 依然として敷居が高く、手軽に入力というわけにはいきません。 私も以前 Vector などに漢文マクロを登録したことがありますが、その時のデフォルトであった Shift-JIS 環境は今やはるか昔の話になってしまいました。

 そこで、今回、それらに手を入れて、文字コードを UTF-8 に統一し、手軽に使える例と、便利な拡張機能を少々つけて、再発表することにしました。 このマクロは本田博通氏著「入試に聞け!漢文」に使用されたものの改訂版です。

入試に聞け!漢文

 内容は以下のようになっています(.tex はコンパイル後の .pdf も付属)。

 ダウンロードは 当サイトまたは Vectorからどうぞ。


 だいたいにおいて、次のように打ちます。

\documentclass[a4j,landscape]{utarticle}
\usepackage{kambuns}
\begin{document}
\Large

\KAN{未}{いま}{ダ}{ざ}{ル}{二} …… 全位置の訓点

\KAN{數}{}{\KU}{}{}{} …… 繰り返し

\KAN{漢}{}{}{}{}{\IR} …… 一レ点

…… 鴎 鷗 高 髙
\medskip

① ② ③ ④ ⑤ ⑥ ⑦ ⑧ ⑨ ⑩
……
\end{document}

 すると、次のような出力を得ます(sample02)。

漢文訓点マクロ1

 次は、最も標準的な漢文の組版です(sample03)。

漢文訓点マクロ1

 最後は漢文の訓点とは直接関係ありませんが、縦書きの文章でよく必要になるルビ、中線、傍線、算用数字の90度回転などを扱いやすくしたマクロです(sample04)。

漢文訓点マクロ1

 TeX の縦書き環境が少しでも使いやすくなれば幸いです。

 なお、TeX の使い方等については他サイトをご参照ください。

※途中の写真は「入試に聞け!漢文」の表紙です。

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