こんにちは、山本です。
Tcl/Tk8.1以降でISO2022-JPを扱おうとすると数々の不具合が起こります。
それらをfixするパッチを更新して公開しましたので、お知らせします。
http://www3.ocn.ne.jp/~yamako/tcl/index.html
以下は修正した問題点リストです。
1. ISO2022-JPにエンコードすると、不適切なescape sequenceで出力されます。
2. fconfigure -encoding iso2022-jpしたchannelからJISテキストを読み込むと、
1行の長さが約60バイトを越える場合に、約60バイト目以降で文字化けが発生します。
3. fconfigure -encoding iso2022-jpしたchannelにバッファサイズを越える文字列を
出力すると、変な場所にescape sequenceが挿入されたりされなかったりします。
4. 出力時はESB$BではなくESC$@を使ってescape sequenceを切り替えてしまいます。
参考:
http://sourceforge.net/tracker/?group_id=10894&atid=110894&func=detail&aid=219283
Tcl/Tk8.4a4が公開されたばかりですし、しばらくはテスターを募って
パッチによる不具合の修正を確認したいと思っています。その間に
J.Hobbsに解るような修正の説明を考えます。
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Koichi Yamamoto,
http://www3.ocn.ne.jp/~yamako/