作者: davi
日時: 2008/1/01(15:52)
藤岡和夫さん みなさん <  こん??は でび です

On Tue, 01 Jan 2008 13:21:51 +0900
藤岡和夫 <kazuf@...> wrote:

>  なんだか、夢がなくなりそうな感じですね。

ああ、新年早々すみません。
アイディア出す初期段階で現実的すぎちゃいけませんね。

> 複雑なことはどのような方法を
> 取ったとしてもやはり複雑です。それを避けることはできるけど、単純なことし
> かできなくなる。

>  データがテキスト化され、標準化するためにメタ言語に埋め込まれている。プ
> ログラムも動作を指定するためにテキスト化されて埋め込まれる。ほとんどのも
> のがテキスト化されているためにテキスト処理の立場からは大変便利な方向に進
> 展しているのです。そのようなテキストを生成するだけでアプリケーションを作
> れるわけです。しかし、昔に比べ、取り扱うテキストデータはそれだけ複雑にな
> ってきています。ただ、同じようなことをするのに様々な方法があってどれを選
> 択するのかという点については、議論があるのだろうと思います。

う〜ん。そうかなぁ。HTMLのhyper linkにみんなが飛びついたのは
複雑なことが簡単にできるようになったからだと思うんですよね。

で、DB以外のところでxmlが普及しない(=xhtmlが普及しない)のは
メタ言語がメタすぎる、抽象度が上がりすぎてしまって、そこで人間
を選別してしまっていることの一つの証拠じゃないかな、と見ています。

一方で、扱える枠組みは既にできちゃっているから、猛烈な勢いで
情報爆発がおきている。

そのくせ、windowsのエクスプローラしか知らない人は、ファイル名
一覧をテキストファイルに落とし込むことすらできなくなってしまった。
dir > out.txtとかで一発なのに。

そういう両極を考えると、Googleでヒットした先を開いたらRSSフィード
だった、みたいな時に、困惑する人はどうするんだ、という風に思うん
ですね。

いろんなタグがついた生のXMLデータなんて、コントロールコードが
所々に埋め込まれた「半分バイナリなテキストファイル」と同じよう
なものでしょう。

一太郎Ver3のファイルなんかが、まさにそれでしたが、意識の上では、
それと同等だと思います。

>  確かにこのような方法は、Perlが登場するまではUnixでも主流だったと思うの
> ですが、今ではShellの機能を取り込んだスクリプティング言語がその役割を果
> すようになってきているということではないかと思います。

この「Shellの機能を取り込んだスクリプティング言語」ってのは、大きい
ように思います。
言語がそれぞれ統合開発環境になってしまっていて、それぞれが囲い込みを
ほぼ完了した感じです。

Javaプラットフォームとかからそうなって来たように思いますが、今は
ActivePerlもrubyもHSPもみんなそんな感じですね。
各部屋相互が不干渉というか連携しないというか、まぁ、蛸壺化してしまう…。

>だから、スクリプティ
> ング言語をメインに使っている人はあまり関心がないかもしれません。それでも
> 使うことに習熟している人はシェルスクリプトを使い続けるでしょうけどね。

それを否定する気はないんですが、いきなり真っ黒画面で呪文打って
Hello Woldではなぁ、と…。

>  そんなことで、それほど決定的な理由もないのに、あまりにも選択肢が多いと
> いうのは、結局どれで行けって言うんだいと思ってしまいますね。

知り合いの大学の先生が学校の情報センターにねじ込んで、
教室のパソコンに茶筌を入れさせたんだ、と自慢していました。

さて、そこの学生達は学校の用意してくれた環境ではそれを使えるん
でしょうけれど、家でも活用できるようになるんだろうか?と。

SPSSなどの高価な統計ソフトなんかでも事情は同じでしょうけれど、
「(たとえ無料であろうとも)何かしらの特別なソフトをセット
アップをしないでもできる」ということは、かなり大きいだろうと
思うんですね。

例えば、Perl入れたら、今度はCPANからどれそれのモジュールを
取ってきて…となって、そのバージョンが新しくなるとまた入れ
替えて…と。環境管理だけでウンザリしちゃうわけですよ。

昔だって最初は「バッチファイルって便利ですよ。」からだった
じゃないですか。

それで、15年前は入門がgrepで次にsedで…だったのが通用しなく
なってしまっているんですから、気構えとしては

正規表現そのもののお勉強の前に、Wordの置換。
そのつぎにVBSやらWSHやら。

というあたりが、15年後の今としては適当なんじゃなかろうか、
という気がしたんです。

高校では、もう、情報科が必修になっているはずですから、
たとえば、WordやExcelをそこそこ使えるようになっている
大学への新入生をターゲットとして仮定すると、そういう風に
なるんじゃないかなぁ。

「そんなのTSじゃない」という意見も多いだろうとは思いますし、
「そういう場は、他にたくさんあるじゃないか」と言われれば、
そうなのかもしれません。

上のように言いながら、一方では私も、理工系の大学一年生や
情報系の専門学校生とか、どんな授業を受けているんだろうな?
という疑問もあります。

また、職場で専門学校を出たばかりの新入社員が、どんなことが
できて、どんなことができないのか、というのも私は知りません。

結局、TSがTSとして、ターゲットをどの辺りの層に設定するか
というイメージによって、色々変わってくるのでしょう。

皆さんはどんなイメージなんでしょう。

でび  http://homepage1.nifty.com/davi/