Pythonで学ぶプログラム作法†
- 作者: アラン・ゴールド
- 評者: 機械伯爵
- 日付: 2004-01-08
お薦め対象†
プログラミングの初心者、入門者のうち、やや根気がある方向け。
あるいは、プログラムスキルを習得する必要のある企業者向け。
大方の書評のとおり、プログラミング初心者や入門者に、Pythonを用いてプログラムの基礎を教えるという内容になっている。
ただし、非常にまじめな本なので、肩の力を抜いた入門を希望する方にはややしんどいかもしれない。
さらに、ソリューションの概念など、はかなり高度な話題にまで言及しているが、入門書を買うような人がそこまで必要なのかは若干疑問。
著者がどのような人にプログラムを教えるために書いたかが冒頭に書かれているので、そこを読んで、自分にあてはまるかどうかを考える必要がある。
- 本文にも実はあの「プログラマの三大美徳」について述べられているが、あきらかにこのゴールド氏は「そうでない」まじめなプログラマと見受けられる・・・
- Pythonの本としては、1.5.2ベースなので、現在の2.xベースのプログラミングスタイルとは微妙に異なる点に注意(プログラミング一般としては問題無いと思われるが)
- 若干気になる点といえば、言語依存は極力無くしているとはいえ、他言語ではPythonほどモジュール化が簡単かどうかについては疑問の余地がある・・・モジュール化が必要なのはもちろんなのだが・・・