作者: T.Watanabe
日時: 2008/3/02(13:32)
  ねこ丸です。

davi さんは書きました:

> というような作りの本は見かけないなぁ、と。
>
> 「失敗しない書き方」はあっても、「故意に失敗させて、失敗した
> 時にエラー箇所を見つけさせて、その直し方までも学ばせる」ような
> 作り、っていうのかな…。

  これは同感です。

  「これこれこうすればうまくいきます。」
  「では次、…」

  と進んでしまうタイプの記述の方が圧倒的に多いですし、自分もそれは不満
です。

  失敗させてから進む、というスタイルにするかどうかはともかく、
  「これはかくかくしかじかで失敗する」
  あるいは
  「理由はよく分からないけどこれだと失敗する」

  とは書いておいてほしいなと思います。書いておいてほしいと思うので、自
分が書くときには失敗の記述に気を使いますね。これはダメだった、これはダ
メだった、これはうまくいった、という記録を残します。

  ただ書籍にまとめる段階ではどこにどう載せるのか、編集が難しいだろうな
とは思いますけど。自分はでびさんが挙げられたような「段取りを本に縛られ
る」タイプの記述が苦手で(だから会話をベースにして進行していくタイプの
本は頭に入ってこない)、淡々と必要な情報を出してほしいと思うタイプなの
で。かといって正しい情報と失敗する情報が雑然と並んでいても混乱するでしょ
うしね。

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    ねこ丸