kikwai@... (機械伯爵) さん writes.
> 統計は全体の傾向を示すために用いられるものであり、本来「試験方法」の正当性
> と評価を下すためのものである、と私は考えています。
>
> 統計によって評価を下す場合、「ある観点からの限定的な傾向」ということを必ず
> 考慮する必要があると思われます。
なるほど、機械さんの言おうとされている意味がわかりました。かなり理論的な
ものなのですね。
> もし、点数が意味を持つなら、「全て正答する」ということが前提でない、という
> ことになると思うのですけどね・・・。
でも、まあ、皆が満点を取ることは無理だろうし、1 人でも TPO によってはだ
めだろうし。最近の中高校生の学力は低下気味なので、テストのレベルも下げな
ければならないだろうし。
> さらに、試験項目毎の評価が出るならともかく「総合得点」になると、もうこれ
> は科学的な分析基準から考えると「使用不可能」な領域に飛び込むと思われます。
英語と数学を単純に合計するような総合得点の意味は確かに謎ですが、無意識に、
人間がやっていることのシミュレーションなんではないでしょうか? 例えば、
女性が見合いの相手に評価を下すとして、A 子さんは「ルックス」20%、「性格」
20%、「経済力」40%、「相性」20% で、そのそれぞれに関し、50 点、60 点、80
点、20 点、となっていたとして、その加重合計を出し、60% 以上ならまあまあ、
こんな感じなんじゃないですか? B 子さんだと、60%、20%、10%、10%、各 90
点、50 点、10 点、10 点、というようなケースでも Ok なのかもしれません。
人間はかなりアバウトで、女性は、1 つのことに目がくらんで、他が冷静に評
価できなくなる、とも言われるから(怒られそう)、その場合は、この統計モデ
ルを放棄したことになるでしょうが、まず、最初の段階は、頭の中で、このよう
な総合評価を行うものと推測されます(笑)。
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本田博通(閑舎)
Hiromichi Honda <raku@...>