作者: davi
日時: 2007/10/23(20:21)
機械さん Bruce.さん  <  こん??は でび です

On Tue, 23 Oct 2007 16:10:34 +0900 (JST)
kbk@... (Bruce.) wrote:

> といったところじゃあないかと。

ん〜。18才でそんなこと考えるかなぁ。

理系の方が専門職に近そうだから給料高そうだし、例えば文学部や
経済学部を卒業して、飛び込み営業職をやる場合のような、
「使い捨てやすさ」とは無縁だろう、という希望的観測の方が、
18才の当時(ってもう随分昔だけど)は強かったように思います。

私自身は、数学できない→文系を選ばざるを得ない→そのくせ英語
が苦手→国語ならどうにかなるっしょ(+α)→文学部国文学科へ
・・・でした。

消極的選択(すなわち逃避と同価)を重ねた結果。
まさにモラトリアム。

まぁ、+αの部分で、腕力を使わないでも、人を、人の精神を、
世界を、動かせる強力なチカラかなぁ・・・という気がした
という辺りが、わずかに積極的選択なのかもしれません。

それがなければ、歴史学を選んでもよかったわけだし。

峠三吉の「ちちをかえせ ははをかえせ…」なんて詩を
読んだだけで涙目ウルウルになっちゃうでしょ。

でも、例えば、分数の割り算解けて、感極まって
泣き出す奴には出会ったことがありません。

何で理系科目が苦手だったかというと、たぶん、高度に
抽象化されすぎているから、日常生活で応用する場面や、
応用されていることに気づく場面(あるいはその視点)
とか、感動する場面ってのが、ほとんどなかったから
じゃないか、と。

小学生の頃の、実験系が多い理科は大好きで、むしろ、
得意な方だったんですけどね。

中学入ったとたんに=を挟んでabcを左右移動させる
抽象的作業でしょ、面食らいました。

例えば、=を挟んでabcを左右移動させるってのは、
小学校の理科で、分銅を使ってバランスを取り、重さを量る
勉強したでしょ?実は、やっていることはあれと同じだよ。
って、一言、言ってくれれば、それだけで受け止め方が随分
違ったものになっただろうに・・・と。

っていうか、どうしてボクは数学が好きになったのか。
この単元の、どこが(神秘的で?)面白いのか。

というのをたくさん語る先生って、出会ったことがない
ですな。

あと、数学の発展の歴史の上で、どういう位置づけなのか、
この公式を見つけたということの、どの辺が凄いことだった
のか、っていう、歴史的背景の説明があると、私などは、
その辺にドラマを感じて食いついた可能性が高いように思います。

そういうのをジーさんバーさんの繰り言のように聞いて
いると、案外、生徒って「そういうものかな・・・?」って
気がしてくるものじゃないかと。

半年くらい前にhttp://www004.upp.so-net.ne.jp/s_honma/
と、そこへの投稿を読んで、そうかぁ。そういう気持ちに
なれる人たちが数学を好きになるんだ・・・中高で、こう
いう話をしてくれる先生に出会えていたらなぁ、と思いました。

で、機械さん的には、どんな問題にカンドーしたりしたわけですか?

でび  http://homepage1.nifty.com/davi/