いいかげん、私もしつこいな(苦笑)
機械す。
え〜まず、「プログラミング言語Scheme」では、私がざっと見たところ、
「無名関数」どころか、「関数」という言葉すら見当たりません(爆)
※あるのは、数学の意味での純粋な「関数」ね
一貫して「lambda式」と「プロシージャ」です(関数の無い関数型言語……?)
と、脱力したところで、さらに疲れる水掛け論。
え〜、深冥界^H^H^H新明解国語辞典と大辞林、調べました。
新明解は
無名 ―名前を書かないこと。名が無いこと。
名無し―名前が無いこと。
なので、私の解釈に多分近いと思います。
問題の大辞林ですが、
無名 ―名前がないこと。名前のわからないこと。名前を記していないこと
名無し―名前がないこと。名前がついていないこと。また、そのもの。
なるほど、どちらも「名前がないこと」で同じです。
ただ、続く言葉をたどれば、「無名」の「名前」は所有者の記名の名前、と
取った方が自然であり、「名無し」の「名前」はずばりそのもののの名前、と
いうように書き分けているように感じます。
一番気になるのは、もし同じ意味なら「言い換え」で、名無しの項目に
「無名」が、「無名」の項目に「名無し」が書いてあってもおかしくないのに、
それが書いていないということです。
ちなみに、例の「無名関数」のように、単語になってしまった場合は、同じ
ものを指すことも、事実あるようです。
「名無し指」=「無名指」=「くすり指」
これは明らかに「名無し」の意味の修飾語として「無名」とつけたと見て
間違い無いでしょう。
本来、ニュアンスがかなり違う言葉だったにもかかわらず、「名無し」と
書くと語呂が悪かったり幼稚に感じたりする場合に「無名」を代用したので
は、とは思います。
ちなみに「無名草子(むみょうぞうし)」なんかになると、「名無し」の
意味で無名という言葉(の並び)を使ってたのかな、と思わないでも無いの
ですが。
※漢文式なら当然返り点がついて、「名ガ無キ」でしょうから
名/名前という言葉を、日本語では「名前そのもの」と「署名」の両方に
使っているための混乱だと思いますが、私は、全ての辞書が双方を「書き換え」
として載せていないことを以て「本来、ニュアンスは違うんだよ」と主張
してるんじゃないかと理解しますが、いかがでしょう?
/機械伯爵/……つか、なんでこんな話になったんだっけ?(汗)/