作者: 機械伯爵
日時: 2006/9/25(14:18)
 機械す。

 偶然ですが、私の学生時代の専門は、生物の形態/分類学だったり
します(笑)

>   素朴な疑問なのですが、何かに似ていなければいけないのでしょうか?

 似ているものを上げて差異を説明するのが、本質を論ずる形而上学よりモダン
な構造主義っぽいかな、と。

 あ、哲学はホントに遊びでしか読んでないので、つっこまないで下さい(汗)

> その似ている対象についてコンパイラ言語にこだわっているように見える
> のですが、気のせいでしょうか?

 気のせいです(少なくとも私的には)
 たとえば、Rubyは文句なしにPerlに似てます。
 ……あの、文句あ、あるんでしょうか?(汗)

>   目的が何なのかが分からないのですが、説明が楽という意味での似ていると
> いう話は、その事実を伝える対象となる相手がどの言語を知っているかによっ
> て有効か否かが決まると思うんですよ。

 書店に行って本棚を見て、(C++/Java)の本を開き「ああ、こんな
言語か」と納得する。

 多分、Pythonの本は無いでしょうから(泣)

 まぁ、これからPythonの本が増えてこれば、大威張りで「本を見ろ」と
いえるわけですが。

>   とりあえず LL でくくっちゃえば Perl, Python, Ruby, PHP はひとくくりに
> C 系と言っちゃいます。
> JavaScript はオブジェクト指向を知っている人相手なら似て
> ないと言うでしょう。

 そういえば、「さいばぁすぺぇすかうぼぅい」でも言ってたけど、Pythonてば
JavaScriptには似てるかも。
 
>   私の頭の中は今かなり乱暴なツクリになっていて、Lisp 系か C 系か
> FORTRAN/BASIC 系か、SQL かその他、くらいになっています。Pascal とか
> Smalltalk とか喋れるほど知らないし、COBOL も字面を見たことがある程度な
> ので。

 流れからいえば、PascalはCと同じALGOL系、SmalltalkはLisp系かなぁ……
 私的には、FORTH系というのもほしいけど。
 でも、やっぱHaskellはどこにも入らない……

>   言語の特徴を精緻に比べて何かが何かに一番似ている、というのは僕は生物
> の分類に興味がないのと同じく、興味がありません(笑)

 生物の分類は、専門家以外は門レベル以下は必要ありません(きっぱり)

 なんせ門より下は、あまりにも複雑で流動的で、覚える意味が見当たらないの
で。

 門から飛ばして、属−主のリンネの二命名法で十分です。

 ああ、シーラカンスがぁ、ハイギョの分類がぁっ!(つい最近のトラウマ)

> 生物と違って言語の
> 比較分類が難しい一つの理由は、目に見える特徴が同じでもその背景思想が同
> じとは限らない点ですね。背景と見た目の両方を抑えるためには文化人類学な
> どの観点が必要かも。

 プログラミング言語の分類の意味は、とっかかりと明のためと、比較の楽しみ
だけです。

 説明が終わったら、あとは楽しみだけ、と。

 /機械伯爵/だから、百科事典には分類が(まだ言うか)/