以下はあくまで私の理解です。ちょっとね。この辺、まとめておかないとまずいかな、と個人的に焦りまして。
そもそもの発端は藤岡さんの「TS Network のために」にあります。
実は、私を含め(^^;、かつてパソコン通信時代の nifty の FGALTS というフォーラムに集った人たちの多くはインターネットの海に漕ぎ出してしまっていて、パソコン通信内の様子がよく分からなくなっています。しかし、テキストとスクリプトが好きであるという点においては今もって同志(と言うと語弊ありますか。えぇ、私なんぞは全然スクリプト書いてませんが。)みたいな感じがしないでもないのです。
で、まぁみなさんあれこれインターネット関係の知識や技術もついてきたことだし、ここらで nifty に限定せずに、テキストとスクリプトについてざっくばらんに情報を共有したりたわいもない雑談をしたりする場がほしいんでないかい? という話になり、藤岡さんがせっせこ(かつての常連が今後の方向性を考えるためのパティオを用意されたり、)FGALTS で活躍されてた方のサイトを繋いだり、掲示板置いたりあちこちの Wiki でいろんなことやったり、RDF やったりニュース収集したり、それはそれは精力的に活動しておられました。
このとき藤岡さんの提示された「テキストとスクリプト好きのための(ってこの辺の正確な言葉は忘れましたが)”緩やかなネットワーク”」という言葉がなんだかとても心に残っています。
そんな中でいよいよ nifty が WEB の方にシフトするみたいよ、ということになり、それならもう nifty に固執しなくてもいいんじゃないかなぁ、今ならちょこちょこっとツールを繋いで、それっぽいものが作れるんじゃないかな、という話になって、閑舎さんが実際に rakunet.org 上に ML 連動掲示板の集合体を作り上げたのが TSNET です。
# いやほんと、何がしかの面白そうなツールをドドドっと作り上げてしまう閑舎さんのパワーには昔から頭が下がります
上で触れたように、TS というアルファベット二文字の表すものは実はかなり広範に渡ります。それを受けた TSNET というコミュニティは、他とは異なり、特定のツールだけを扱うことのない、ともすると軸がどこにあるのか分かりにくい、非常にふわふわとしたコミュニティです。スクリプトと名の付くものは恐らくすべて扱えてしまいますし、それがテキストファイルで表現されていれば CSV だろうが XML だろうが区別はないのです。こんなところは他に見たことがありません。
しかし、ベースはあります。それはテキストファイルでデータを持ち、それをスクリプトで処理するという古式ゆかしき UNIX 的テキスト主義です。もちろん現在の TSNET がこのような主義主張で運営されているということではありませんが、このベースのために、扱うスクリプト言語の中に、現在ではマイナーではありながら sed, awk が確固たる地位を保っていますし、逆に HSP なんかは、その存在の面白さに注目はしていても、なかなかメインストリームに上ってくることはできません。
これが TSNET の周辺と色(特徴)です。
そんな中で私は TSNET を TS Network という広くて緩やかなネットワークの中の一実装、あるいは一つのリポジトリ、くらいに捉えています。もちろん非常に重要なリポジトリですが。
てことで得意の図(別に誰も認めてくれませんがT_T)にしてみるとこんな感じでしょうか。
TS Network が緩やかなネットワークとして存在してまして、その中心部付近に藤岡さんの TS Network のために と、この TSNET がある、そんなイメージです。恐らく両者の重なるところに TS Network のコアがあるんだと思います。(ひょっとすると全然別なところにある可能性もあります ;-)
TS Network 内外に様々なサイトがあり、恐らく多くのサイトが TS Network 内に含まれる内容をもちながらそれだけに収まらない、図で示すと線上に置いてしまいましたが、一つだけ描いてみた、TS Network を中心に据えるといびつな形に見えるそれのようなサイトとして存在しているのではないでしょうか。
これはたまたま TS Network を中心に据えるからそうなるのであって、中心をそのサイトに置いてしまえば TS Network の方がいびつな形をしているでしょう。でもそれでいいんです。それこそが緩やかなネットワークたる所以だと、思います。
あくまで私個人の理解がこうであるというだけのものでして、これが TSNET の公式見解というわけではありません。なんでこういうことを言うかっていうと、実は TSNET スタッフなんてことになっている自分にとっても、上に書いたようなことはあまり明確になっていないのです(^^; 明確にする必要がなかった、なんか面白そうだし、今さら揉めごとが(少なくとも自分たちの間で)起きることもないだろうし、やっちゃおうやっちゃおう、というのが正直なところでしょうか。
でも外から見るとやはり分かりにくいかな、と思い、少なくとも自分はこういう風に理解している、ということを明らかにしてみたのでした。
この文についてはツッコミ歓迎です。直すべきところは直していきますので。(添付ファイルは OpenOffice の Draw データと PNG です。図の手直しもどうぞ )
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