作者: 閑舎
日時: 2002/4/28(19:02)
 ここまではうまく行きましたでしょうか。

 お気づきのように、tsformat.xml が XML 文書自体で、ts2html.rep はそれを 
HTML 形式にコンバートするための規則を書いたものです。

◎XML 文書の説明。

--^ tsformat.xml
<?xml version="1.0" encoding="Shift_JIS" ?>
<?xml-stylesheet type="text/xsl" href="tsformat.xsl" ?>
<tsformat dir="yoko">
<!-- 日付: 2002/5/1 -->

<title name="TSformat使用法"/>

ここは本文です。
</tsformat>
--$

・1 行目の encoding="Shift_JIS" は XML 文書の文字コードを表していますが、
  XTOP では、変換後のデフォルトの文字コードもこれを使います。

・2 行目は飾りのようなものです。xsl と関連づけするかどうかは未定。

・3 行目の <tsformat ...> からがいよいよ tsformat というタイプの XML 文
  書形式の始まりで、この後 </tsformat> までの間に、汎用的なドキュメント
  構造を作り上げていく予定です。

・4 行目の <!-- ... --> は XML 文書におけるコメントで無視されます。

・5 行目の <title ...> は最後が /> で終わっています。これは対応する終了
  タグ </title> を直後に書くのが面倒な場合、終了タグを省略したことを表し
  ます。また、name="..." の部分は name という属性に ... という値をセット
  したことを表します。


◎REP ファイルの説明。

--^ ts2html.rep
<tsformat>	<!DOCTYPE HTML PUBLIC "-//W3C//DTD HTML 4.01 Transitional//EN">\n
			<html>\n<head>\n
			<meta http-equiv="Content-Type" content="text/html; charset=Shift_JIS">\n
<title>		<title>[name]</title>\n
			</head>\n</body>\n
</tsformat>	\n</body>\n</html>\n
--$

・rep ファイルは次のような構造をもちます。
<タグ名>	変換後文字列1
			変換後文字列2
</タグ名>	変換後文字列
...
  このとき、タグ名と「変換後文字列」の間は必ずタブを用い、他の空白文字を
  用いないでください。また、行頭と「変換後文字列」の間もタブを用います。

・1 つの変換規則は、次のタグ名が出るか、空行が出るまで続けて書けます。

・変換後文字列の部分には \n(改行文字)、\[ \]([]自体)が使えます。

・変換後文字列に [属性名] が使われると、そのタグの属性値が挿入されます。

--
本田博通(閑舎)
Hiromichi Honda <raku@...>