作者: HIDAKA Takahiro
日時: 2002/4/02(12:10)
 ひだかです。TSruby にふってみます。

kikwai@... (機械伯爵) wrote:

> HIDAKA Takahiro writes:
> 
>  意識しなかったら、何のためのオブジェクト指向ですか?
> 
>  そもそもアラン・ケイたちは、「オブジェクトに対してメッセージを送る」というわ
> かりやすい「考え方」をもとにして「人間に近い指向で」プログラムできるように
> Smalltalkを開発したのだと思っていましたが。

 どうでもいいですが、オブジェクト指向はふつうSimulaから始まった
とかいいません?歴史はよくしらないんですが。。

>  つまりひだかさんの論だと、「オブジェクトは難しい」「手続き式のほうが簡単」
> という前提が必要だと思います。

 違います。意識するべきときだけ意識すればいいんです。

 そういう意味では変に自由度が高いから、Ruby が合わないひとも
いるでしょうし、手続き指向プログラミングに慣れた人でも使えるように
しようという意図は明確なので、初心者向けに設計した言語だとも
思っていません。


 ですが、ミクロ的に見た場合に、「やりたいことを順番に書く」という
手続き的プログラミングの本質は、わかりやすいですよね。これに
異論があるひとはStandardMLでも学んだほうがいいでしょう。

>  手続き式に慣れきった人間ならともかく、その前提から疑う必要がある、と私は
> 思います。

 とおもったら↑とかかれているので多少不安も感じますが。


 いずれにしても、オブジェクト指向設計と、オブジェクト指向言語とは
わけて考えて欲しい気がします。

 Smalltalk の例であげられているような話は、オブジェクト指向設計の
嬉しさであるように思います。

 ですが、しばらく前の数式の話でもそうですし、状態遷移的なゲームみたいな
ものとか、オブジェクト指向言語で書きやすいとは限らないものも
あるんじゃないでしょうかね。

>  人間にはいくつもの思い込みがあり・・・私自身も例外ではありません・・・その
> 思い込みを前提とすると、話の本質が見えにくくなるような気がします。

 なぜ、そこまでオブジェクト指向が優れていると思っていますか?:)

-- 
ひだかたかひろ  cv8t-hdk@...-net.or.jp