作者: MATSUI Fe2+ Tetsushi
日時: 2009/1/17(13:58)
Fe2+ です。

At Sat, 17 Jan 2009 11:01:46 +0900,
Bruce. wrote:
> 機械伯爵 さんは書きました:
> > 
> >  numeric towerは、もう原語のままにします。
> > 
> > ※私の英語力と数学力では英語版のWikiPediaすら理解できません。多分
> > 「整数ー有理数ー実数ー複素数」といった数値の拡張段階(ヒエラルキー?)
> > を表すものだと思われますが、つっこまれるとイヤなので(複素数はコアの
> > リテラルがあるのに、有理数(の分数表記)は、モジュールサポートになって
> > いる理由とか、説明しにくいところがありますし)
> 
> すみません。
> もうちょっと調べておくつもりで、Wikipediaのリンクと一部のコピペだけ
> つけていたのですが、見事に忘れてました(^^;
> 
> Schemeに明るい人なら何かわかるのかなあ。

Scheme に明るい訳ではありませんが。
コピペを読んだ限りでは、「「整数ー有理数ー実数ー複素数」といった数値の
拡張段階」という理解で合っていると思います。自動型変換をしていい場合が
いつか、そしてどの型に変換するか、といったことを規定する仕組みというこ
とでしょう。つまり、(is-aだけど)クラス階層としては作っていないものに、
意味的(数学的)に自然な変換を行わせる枠組みということだと思います。

ところで該当箇所ですが、

At Thu, 15 Jan 2009 07:54:26 +0900 (JST),
機械伯爵 wrote:
> The numbers module is another new use of ABCs, defining Python’s “numeric tower”. 
> numbersモジュールは、Pythonの『numeric tower(数値の塔)』によって定義された、別の新しい抽象基底クラスが使用されます。

(直訳)
numbers モジュールはもう一つの新しい ABC の使用で、Python の "numeric
tower" を定義しているものです。

「Pythonの『numeric tower(数値の塔)』によって定義された」ではなくむしろ
ABC を使って『numeric tower(数値の塔)』を定義したという意味でしょう。

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MATSUI "Fe2+" Tetsushi