作者: 藤岡和夫
日時: 2004/9/26(02:22)
On Sat, 25 Sep 2004 23:23:28 +0900
"機械伯爵" <kikwai@...> さんwrote:

> >  問題はまさにここで、6 では互換性がなくなるって話が出てるというのが呼び
> >水だったんですが…。
> 
>  いや、知らんです、そんなこと・・・
> 
>  不勉強で申し訳ないですが、それなら全然話は違う。
> 
>  その場合は、Perlでも、Perl6を意識したスタイルで書くほうが良いのでは?

 Perl 5とPerl 6は別物と考えたほうがよいですね。Parrot上で動くPerl 5は
Ponieと呼ばれていますが、平行して開発されています。Perl 6はJava並みの低
レベルのプログラミングができるようになるので、変数の型も宣言できるように
なるとか。

>  そもそも論の中に、「ソースは読むものか読まないものか」というのがあり、
> もしソースを読むものとして書くなら、あまりに様々な書き方が混在するのは
> 読み手の負担(そもそも書いた人を含め)が大きいというのが、Pythonの思想
> にあり、そのために様々な制限が生まれるわけです。

 ここらの話は人によって感じ方も違うし、考え方も違うので難しいですね。私
にとってはPerlほどスムースに修得できた言語は他にありません。Javaも勉強し
かけましたが、これってCじゃないと思って遠ざかってしまいました。やりたい
ことをズバッと書けるんですよね、Perlは。Rubyもそうかもしれない。Pythonは
どちらかというと硬い感じが印象。でもロジックや知識を組み立てて表現するの
には、Pythonのような言語がよいのかもしれないと思ったり、そういう意味で注
目している。実際のところは、Perlでも表現できるかもね(^^)

> ※言語学者のラリーが、自然言語のようにPerlを作ったと聞いていましたので、
>  自然言語のようにカオスのままにするのかと思ってましたが・・・やっぱり、
>  プログラミング言語として、実用的な弊害が出たのでしょうか?

 聞きかじりでは、Perl 5のままでは機能を追加するのが次第に難しくなってき
たということでしょう。そのためには根本的に内部構造を見直す必要がある。互
換性はなくすという決断ですね。ビジネスに使うにはスクリプトのままでは都合
が悪いということもある。パフォーマンスもさらに上げたい。PerlをCで拡張す
る必要もなくなる。

藤岡 和夫
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