機械です。
本職が教員なので、Pythonに対して、入門用/教育用言語
としての期待が大きいことはご理解ください。
Pythonは、「教育にも使えるものは教育にしか使えない」
という常識を打ち破り、教育にも実用にも使える言語とし
て評価していたのですが、どうやらABC言語以来の教育用
としての役割と、この小さな関数の撤去との関連については
あまり考慮されなかったのかもしれません。
プログラミングを始めた人間に、標準入力機能(あるいは関数)
の存在は大きいです。
ある程度プログラミングになれると、たかがインポート行の
一行、たかが数文字のタイプ増、ですが、こわごわとテキスト
を見ながらタイプする初心者にとっては、非常に大きなプレッ
シャーになるのではないでしょうか?
※私はそうでしたけど・・・
無論これからもPythonを教育用言語として推薦し、広めて
いくつもりではありますが、自転車の補助輪のような初心者
用モジュールが、必要になるかもしれない、と思います。
今、授業でプログラムを教えていますが(残念ながら諸々の
事情でPythonではないのですが)、オブジェクトやモジュール
の説明には、やっぱり少し段階が必要です。
実用言語としてのPythonの評価とともに、教育言語としての
評価も高かったPythonですが、これからは実用言語としての
面が強調されていくのかな、とも思ったりもします。
・・・とはいえ、ifヘッダの後ろに実行文を書けない、と
いった固定フォーマットの強化など、実用面ともまたニュア
ンスの異なる改定もありますので、全体的に「Pythonはこう
あるべき」という像を作って、そこに合わせた様な気も
します。
※ところで、ヘッダの後ろに文がつなげられないのは、if
だけ、ってのも妙ですが・・・whileやdefはいいのかな?
まぁ、私の漠然とした不安以上に、さまざまな討議の結果の
改定でしょうから、私としては変化を受け入れ、対策を練って
いくことで対応したいとは思っています。
・・・やはり当面は、私の中では「書きやすい言語No.1」
のままでしょうから。
/機械伯爵/