作者: Keiichi Takahashi
日時: 2002/8/11(15:07)
ビットウォークの高橋です。

> ところで、TStcltk の方が適切な話題かもしれませんが、Perl/Tkはまだ
> しばらくはTk8.0ベースなのでしょうか。と言いますのも、最近のTcl/Tk8.4
> の事情をよく知らないのですが、こちらに追随する事によって日本語化
> パッチが不用になったりするのかな、と疑問に思いましたもので。

以前にここへポストしましたが、Tk8.4対応版のプレビューが公開されています。

http://www.ni-s.u-net.com/upload/

にある、

Tk804.0_23.tar.gz

です。私は試していないのでどんな具合かはわかりません。しかhしこれは咋4
月の公開ですから、かなり古くなってしまいましたね。
いずれにしてもTk8.4のPerlへのポーティング作業は
 Nick Ing-Simmons 氏の方でそれなりに進められているようです。なお、Perlの
TkモジュールではTk8.4に対応する番号はTk804.xxxになります。

ちなみに、Tcl/Tk8.4のリリーススケジュールは現時点で、

Tcl/Tk8.4b2
05-Aug-2002(遅れていて、多分12-Aug-2002になる)
Tcl/Tk8.4.0
02-Sep-2002

となっています。あくまで、この手のスケジュールはプランです。昔のように
SunやScripticsなどの企業からのアナウンスではないので、このようなプランは
いとも簡単に延期されます。まぁ、ある程度仕方がないですね。

> PS.
> [TStcltk:60] Re: ISO2022-JP Patch submitted
> から始まるスレッド興味深く読ませて頂きました。
> UN*Xでは今も Tcl/Tk8.0.5jp を見かけますが、高橋さんの記事を拝見して
> いると、8.3.4 はひとまず日本語の問題も無さそうなので、愛用している
> Vine Linux の次期バージョンは 8.3.4 などの新しいバージョンに移行
> されると良いな、と思っていますが、Vine のベースとなっている Red Hat
> (rawhide) の tcltk パッケージには、必要なヘッダファイルがインストール
> されないなどの問題が以前からあるらしいので、問題を修正したパッケージ
> を作成しようと思っています。(Vine に取り込まれれば良いなぁ、と。)
> 

Windows版のバイナリはαやβでもこまめにビットウォーク版をアップしています
が、Linux版は面倒なので、そこまでしていません。しかし、Tcl/Tk8.4.0がリ
リースされれば、主要な拡張パッケージを組み合わせてRPM化してアップする予
定です。

また、そのあとにTcl/Tk8.3.5をリリースする予定と聞いていますので、こちら
もRPM化に対応することを検討しています。ご興味がありましたら、ご利用くだ
さい。

Tcl/Tkの話題ですみませんでした。

-- 
Keiichi Takahashi, bitWalk Co.,Ltd.
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