皆さん、こんにちは。
WindowsXP で Cygwin + Meadow でテキスト環境を作っていたのですが、今回
Vine Linux に移行しました。いくつか Windows でしか動かないソフトがあり、
仕事で Windows を触らなければならないので Vmware を入れ、他のマシンから
このサーバにログインする必要があるので TightVNC を入れました。通信はほと
んど全て SSH 経由にしました。
一段落したので、感想など書いてみます。
・AMD K6-2 380MHz 64MB -> Celeron 1.2GHz 256MB:
Linux, Windows とも快適なスピード。
・Cygwin(Windows XP) --> Vine 2.5(Gnome):
いろいろ気を使わなくていいので楽になった。特に Gnome は 2 年前くらいと
比べ、非常に洗練されて使いやすい。ワークスペースの扱いなど Win の
Power Toys よりはかなりいい。日本語化が完全になされたという感じなのも
うれしい。
・Vmware から使う Windows XP:
全部のデバイスが使えるわけではないが、スピードとその拡張性はすごく、
3-4 年前のそれとは別物という印象。問題は他のホストとどうやりとりするか
で、結局、Bridge & NAT がよいと思った。音楽は Linux 側で sndconfig な
どで音がでるようになったら、Win 側では Sound Blaster のサウンドカード
をインストールすると一応出る。しかし……これは雑音がひどいので BGM は
Linux の XMMS などで出すべき。
・Meadow(Emacs 20.7.1 Mule 4.1) --> Emacs 20.7.2 Mule 4.1:
幸いなことに、自作の emacs lisp スクリプトなどはほとんどそのまま動く。
環境の違いはあまり感じない。Emacs を使うとよくないと誰か書いていたが、
こんなに環境を簡単に変更できるのは Emacs のおかげ:-p。
・Mew 1.94.2 --> Mew 2.2
im がなくなり、Mew が送受信を全て行うようになるのでちょっと面食らう。
またスレッド表示は Mew へパッチを当てる形で行っていたのでできなくなる。
この際、Mew に備わるスレッド表示を使うことにしたが、マシンが速いので表
示されるまでいらいらしながら待つということはない。また、サーバまでは常
時 SSH のトンネリングを使えるようにするのも簡単なので、この際、POP,
SMTP, FTP は全て SSH 経由とする。
・TeX(Web2C 7.3.3) --> TeX(Web2C 7.3.1):
Vine にするとバージョンが下がってしまった(^-^;。Yatex はそのまま使える
ので、dvi のプレビュー/印刷までは問題なし。但し、全文書の文字コードを
変更する必要があるのでこんなスクリプトでお茶を濁した(もっとましなやり
方がいろいろあるはず)。
#!/usr/bin/perl
# フォルダ内にある引数で指定したファイルをコード変換して NewDest フォルダに。
push @INC, "/home/raku/lib/perl";
require "jcode.pl";
$destdir = "./NewDest";
$ocode = "euc";
if (-d $destdir) {
die "NewDest というフォルダが存在して出力できません。\n";
}
mkdir($destdir, 0777);
while (1) {
$file = shift;
if (-f $file) {
open (IN, $file);
open (OUT, ">$destdir/$file");
while (<IN>) {
chomp;
&jcode'convert(*_, $ocode);
print OUT "$_\n";
}
close (IN);
close (OUT);
} elsif ($file eq "") {
last;
}
}
・VNC:
VNC はインターネットの情報から TightVNC を使うことに決めた。さて、他の
マシンから VNC でつなぐ方法だが、次のようなものが考えられる。
1. 他マシンの VNC Viewer -> Vine 上の VNC Server -> VMware を起動。
2. 他マシンの VNC Viewer -> Vine で予め起動した WinXP(VMware) の VNC Server。
1 の方がいろいろできるが、体感速度がやや遅く、家族に使わせるには技術的
にも無理。また、VNC から Gnome を起動し、そこから VMware を起動すると
止まる(twm などに)。
2 は SSH のトンネリングが必須だが、Tight & 256 色表示なら 10Base-T の
LAN でも十分実用に耐える。家族がサーバ上の VMware を使っていても、そこ
で Emacs を使っている私にはそれほどストレスは感じられない。
VMware まで起動せず、他マシンの Viewer から Vine の VNC Server につな
ぐだけなら速い。
スクリプトにも少しつなげたし、今日のレポートはこのへんで(^-^;/~。
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本田博通(閑舎)
Hiromichi Honda <raku@...>