作者: 機械伯爵
日時: 2007/10/11(16:37)
 機械す。

> ですが、プログラム字面上で考えると、作られたけど名前が付けられていない
> (=名前が無い)であって、「知られていない」ではないでしょう?
> どこかで、.NETだとシステムがこっそり名前を付けていてユーザーにはそれを
> 見せてないとかナントカ云うのを見ましたがそれはおいといて。

 オブジェクトが生成された時点でハッシュテーブルに登録されてると
思うんですけどね……(ま、まさか、そういうのは、PythonやSchemeだけ
ってコトは無いですよね(汗))

 んだから、IDはあるけど、ユーザがプログラムとして使うシンボルに
バインドされてない、とゆー意味で「匿名」だとか……

 ……いや、そこまで深く考えてないと、私も思うけど…… 

> あと、日本語の「無名」のほうですけど
> 
> 1 名がないこと。名がわからないこと。また、名を記さないこと。無記名。「―の手紙」「―投票」
> 
> 2 世間に名が知られていないこと。「―の新人」Z5192.gif有名。
> 
> 3 名目がたたないこと。
> 
> 名前が無い。ってのありますよ?
> #from 大辞泉

 大辞泉にはあるんですね……電子辞書の広辞苑には無いですよ。

 それに、「無記名」は要するに匿名ですから、「名無し」とはえらく違います。

 また、上の文の「名がない」は、「自分の名前をしるしていない」即ち「無記名」
の意味と取るのが普通ではないでしょうか。

 そもそも、「名が無い」ものは「話題に出来ない」ので、その「話」がでるのは
とんでもなく特殊な状態であり、慣用法があるとは思えないと私は考えます。

 「名無し」は指示代名詞(あれ・これ・それ)でしかあらわせないモノであり、
通りすぎるだけで深く論議しない場合/モノにのみ、使われるわけですから。

 例えば同様に大辞泉で「名無し」を引くと……

・名前がないこと。名前のついていないこと。また、そのもの。

 「名前」がない、「名前」が「ついていない」と、あきらかに「無名」を引いた
時と違う語感で説明されています。

 ……ごめんなさいね、めんどーな話で。でもやっぱり、「名無し」と「無名」は
はっきりと違うと思いますし、使い分けるべきだと思うのです。

 ま、それはさておき。

> >  やっぱ記法なんだから、関数リテラルかなぁ……
> 
> んー、どうでしょうねえ。
> 「匿名」ほどには反発は感じませんが、数値リテラルとか文字列リテラル、
> 正規表現リテラルと同一視できるかというと…あー、できちゃう?

 関数を直接記述する、という意味で。

 要するに「値」ではなく、「式そのもの」のλ式と同じ意味ですけどね。

 /機械伯爵/ああ、ここまで引くとは思わなかった……/