作者: 藤岡和夫
日時: 2004/10/24(11:51)
On Sat, 23 Oct 2004 15:18:43 +0900 (JST)
wtnabe@... (ねこ丸) さんwrote:

>   この辺が実に悩ましいところですよね。サイドバーやメニューバーを使ってい
> るサイトが多いからそれを真似てみるんだけど、案外これがあることでゴチャゴ
> チャした印象になって、逆に使いにくそう、難しそうという先入観を与えるんじ
> ゃないかなとも思ったりします。

 情報を如何に整理して提示するかということについては、短期的な観点からは
時系列な整理が有効な場面もある。しかし、あらゆる場面で有効とは限らないで
すね。特に情報量が増えると、長期的な情報の蓄積の観点からは、当然のことな
がらデータベース化と検索機能が必要になる。ただ、検索というのはインターフェー
スとしては面倒なもので、最後の手段という気はします。様様な観点から整理し
て提示できるようにしておくと便利なのではと思います。

>   というのも自分は最初 YukiWiki で Wiki の感覚が飲み込めたからなんですね。
> Wiki を知ってから使い始めるまで1年以上時間が掛かったのですが(^^;、それは
> 最初の印象がとにかく悪かったから。今も鮮明に覚えています。「できそこない
> の掲示板みたいだ」と。とにかく見にくくて。

 WikiではWikinameでしたっけ、ページ間のリンクが容易にできるのが、よいと
ころですね。しかし、あっちこっちのページに飛ぶと全体の構造がわかりにくい。
これはハイパーリンクの性質でもある。仮に複雑なハイパーリンクの構造をビジュ
アルに表示できたとしても、結局複雑なものはわかりにくい。まあ、全体の構造
を表示できると便利ではあろうと思う。

 わかりやすくするためのページの分類、グループ化、階層化というのは重要な
要素でしょうね。目次のページを大きなテーマごとに作るというのがよさそうな
気がします。それをさらにトップページに置く。3階層ぐらいに整理する。

>   それが YukiWiki のシンプルな画面、シンプルなルールに触れることでようや
> く飲み込めた。飲み込めて使い始めるとあれもこれもできたらいいなと思うんで
> すが、ふと振り返るとやはり初心者にはかなりしり込みさせる状態になっていた
> りします。

>   「使いこなす」ためにはいろんな機能に素早くアクセスできた方がいい。でも
> 「見る」分には余計な機能は目に入りにくい方がいい。「使い始める」ためには
> 段階的に利用できる機能が手に入るような配慮があるといい。分かっているけど
> なかなか難しいです。
> 
>   今は手元の PukiWiki のスキンでは
> 
> 1. ページ上部の navigation はよく使う機能のみに限定 + 検索フォーム
> 2. ページ下部の toolbar にはフル機能を
> 3. AccessKey で素早い操作を支援
> 
>   て感じにしてます。一応上に挙げた3段階に対応させているつもりです。
> 
>   MenuBar もよく使うものにある程度限定。よく使うわけでもないけどあると便
> 利というものについてはトップページからリンクを張ることにしてます。で、ど
> うしてもトップページに盛り込みたい内容が増えたので、RightMenu というペー
> ジを用意して、トップページだけこれを表示するようにしました。情報量が増え
> ると3カラムレイアウトは有効ですね。

 いろいろと工夫されていますね。カスタマイズの仕方はまだ勉強していないの
で、Pukiwiki標準で現在は使っています。私の今の感じでは、普通の人にとって
もっとも敷居が高いのはページの編集ではないかな。掲示板はプレーンなテキス
トを書き込むだけですよね。メールを書くのと同じように、普通の文書を書くの
と同じ感覚で書ける。表示は時系列だけだし。シンプルですね。

藤岡 和夫
kazuf@...
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