作者: 藤岡和夫
日時: 2004/9/19(08:18)
On Sun, 19 Sep 2004 00:14:10 +0900
"機械伯爵" <kikwai@...> さんwrote:

>  まず、Webページをテキストデータだと知ってる人、少ないでしょうね。
>  私は授業でやってますが、フツーやりませんからね・・・IEで落としたデータを
> ノートパッドで開くなんて作業は・・・

 知る機会のない人は知ることができません。だからこそ教育が必要なわけです。
なぜそれを知ることに意義があるのかを説き起こす必要があります。そのために
はおそらくキラーアプリが必要なんです。

>  しかも時代はUnicodeとかが混じってきたので、テキストも複雑になってきたし・
> ・・
> ※UTF-8とかだと、1文字が1バイトだったり3バイトだったりするし・・・

 有難いことにこういう大変な作業はモジュールがやってくれるので、インター
ネットでプロトコルを使って作業するのと同様に簡単にできます。

>  アプリケーションとデータが独立してることを知ってる人は、パソコンユーザの
> 半分の居ないんじゃないかと、時々思うことがあります。

 これも教育の問題ですね。

>  Wordからそのままメールとか出せますしね(おぞましいことに・・・)

 これはなぜおぞましいのかよくわからない。

>  XULとかはそーですよね・・・(古くはTcl/Tkもそうか・・・)

 Tcl/TkはGUIをスクリプトで表現できるので、今後も大きな可能性を持ってい
ますね。どこかでうまく使えないかと考えています。

>  デジタルディバイドが深刻化するだけではないかと、懸念しています。
>  情報を自在に操る人と、与えられた情報を与えられた方法でしか扱えない人との
> 差がますます広がることになります。

 そこで教育の重要性が強調されるべきだと思います。がんばってください。

>  でも、不必要なバイナリコードも増えるでしょうね・・・著作権とか独占権
> とかが、製品の品質や保守のコストより大切な方々には、ね。

 ビジネスを考えるとバイナリでいきたいと考えるのは当然なのですけど、ユー
ザーの教育が進むとそういうものは売れなくなると思います。会社で最近、自部
門のデータベースアプリをハッキングしているのですけど、不自由ですよね。デー
タベースのデータには自由にアクセスできるべきです。作られたインターフェー
スがその邪魔をするのです。次はWebサービスからデータベースにアクセスでき
るようにするかなと思ったり。

>  完全にUnicodeに移れば問題無いのですが、複数の文字コードが飛び交う
> 現在では、コード判別の時点で色々と問題が残ります。

 具体的に一つずつ解決していく必要がありますね。

>  まぁ、フリーウェアでないソフトウェアが一般的である現状が変化すること
> が、まず望まれるべきでしょうね。

 Linux + Mozilla(FireFox + Thunderbird) + OpenOffice + Gimp + エディタ + 
スクリプト言語

で、他にはいらない時代は既に到来していますね。Windowsのメリットもあるけ
ど、それは好きなエディタやメーラーがあることだったりして(^^;)ShiftJISの
世界に慣れているということもある。パソコンについてくるし。

 しかし、ソフトウェア関連業界も飯を食っていく必要があるわけで、コンピュー
ティングが今後発展していくためには、そればかり喜んでいるわけにもいかない
かなと。そういう意味でも教育分野とか、コンサルティングとかが業界にとって
重要になるのではと考えています。

>  ドキュメントの非互換の理由は、どう考えてもソフトウェアの著作権に
> 関係しているとしか思えないので(昔は高速化が目的だったかもしれません
> が、現在の処理速度ではそれもナンセンスですから)

 この部分は、さてどうなっていきますか。私はよく知りませんが、postscript
あたりが最終解になるのかと思ったりしています。出版がpostscriptなんでしょ
う。PC上では今はリーダーが普及しているpdfが有利ですよね。これも中島さん
のPDFJやXPDFJのようにテキストから作成が可能になりつつあるので、いろいろ
とおもしろいことができるのではと思います。WORDはリーダーとしては使えない
し。

藤岡 和夫
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