作者: 閑舎
日時: 2002/9/09(11:49)
閑舎 <raku@...> さん wrote.

> Vine 2.5 の ML で Epson の USB スキャナの導入例がポストされたので、ひょっ
> としたら Ok かもしれません。私は日経 Linux 9 月号の Sane をインストール
> したところ、2.4.18 ではだめだったので、即あきらめて、VMware を使うと決定
> してしまったのですが(^^;。Win 上で jpeg データを自在に印刷するソフトから
> 離れられない、というのもあるかも。

最近 EPSON GT-7600U(USB 1.1) を他の場所に持っていかなければならなくなっ
たので、かなり古く、WindowsXP などからは使えなくなった 
GT-5000WINP(Parallel) が使えるかどうか、試してみました。その結果、かなり
あちこち引っかかりましたが、使えたので、レポートします。Network 経由で 
Windows からも TWAIN ドライバとして認識させることができるそうなので、Win 
の日本語 OCR ソフトを使って画像<-->テキスト変換も可能な雰囲気です。Vine
2.5 で、Vine Plus にある sane, xsane を使うとうまく行かなかったので、ソー
スをコンパイルする方法を取りました。

  1. EPSON GT-5000WINP と ISA カードを取り付ける(Win でいう LPT 2 使用)。
    マザーボードにもとからある端子でも、双方向ならたぶん使える。LPT 1 な
    ら 0x387 だったかな。

  2. オリジナルの配布元から sane-backends-1.0.7.tar.gz をダウンロード。

  3. ./configure, make, make install

  4. sane-forntends-1.0.7.tar.gz を同じ要領でインストール。

  5. 各種設定
    /usr/local/etc/sane.d/epson.conf
      pio 0x278
    /usr/local/etc/sane.d/dll.conf
      net
      epson
    /usr/local/etc/sane.d/net.conf
      localhost
    /usr/local/etc/sane.d/saned.conf
      127.0.0.1

  6. /etc/inetd.conf
    sane  stream  tcp  nowait  root  /usr/local/sbin/saned  saned

  7. /etc/services
    sane  6566/tcp

  8. パラレルポートを使う場合、いろいろやりましたが、何らかの意味で root 
    権限が必要で、この方法が xsane の作者さんの許容範囲だそうです。
    chmod 4755 /usr/local/sbin/saned

  9. kill -HUP inetd

  10. find-scanner は失敗する。root にて scanimage -L で最初のテスト。

  11. scanimage -L -d net:localhost:epson:0x278 でテスト。

  12. xsane-0.87.tar.gz を get し、./configure, make, make install。

  13. xsane net:localhost:epson:0x278

これだけなんですが、ネット上には出ていない部分も多く……。

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本田博通(閑舎)
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