📡 NTT光でVPN

2022/07/27

 今回は、スマホから VPN するお話です。 VPNのうち PPTP はセキュリティ上危ないので止めるとして、 L2TP/IPSec でつなぐには現状で YAMAHA とかの高いルータしかありません。 しかし、NTT光接続でつないでいる場合、 たいていデフォルトのゲートウェイ機で VPN できちゃいます(できない機種もあります)。 以下、その具体的なプロセスです。

光GW

 うちは、4-5年前に工事したので、PR-500MI というゲートウェイが置いてあります。 ブラウザから192.168.1.1 など、このゲートウェイ機の管理画面にアクセスします。 ユーザ名/PWはたいてい user/user でしょう。 そこに VPN サーバ設定というものがあります。 クリックし、VPNアカウントの1つを編集します。

光GW

接続名、ユーザ名、パスワードを適当にセットすると VPN のエントリが完成します (事前共有鍵をひかえておく、設定を保存しておくのを忘れないよう)。 また、画面下のほうに[IPアドレス通知設定]というのがあり、 ここにスマホのメールアドレスを書いておくと便利です。 最後にゲートウェイでプロバイダ接続を切断し、再接続すると準備完了です。

VPN0

 さて、Android(iPhoneもほぼ同じ)で、[設定]を出し、 [ネットワークとインターネット]の画面にします。

VPN1

 下の方に VPN とあるのをタップし、Home というプロファイルを作りました。

VPN2

 登録画面では、サーバアドレスは、 先ほどのようにゲートウェイにセットしていれば、 スマホのメールに自動的に送られてきているはずです (そうでなければゲートウェイの[情報]メニューから調べましょう)。 事前共有鍵、ユーザ名、パスワードを書いて保存したら終わりです。

VPN3

 外出し、4Gないし5Gのエリアから、 [設定]-[ネットワークとインターネット]-[VPN]と進み、 [Home]というプロファイルをクリックすると、 上のようなウィンドウが開くので接続をタップすれば自宅 LAN につながります。
 テザリングで手持ちタブレットを自宅LANにつなぎ、 ssh で旅行中に自宅マシンにアクセスしようというわけです。 まあ、クラウドに全部置いている人には関係ない話ですが、 最近企業さんもクラウド止めてオンプレミスへ戻る動きもあるとか……。

補足: ついでに ubuntu 側で[画面共有]を[アクティブ]にし、 android に VNC Viewer を入れて接続してみたところ、 ubuntu は出るには出るものの、日本語入力ができず、 デュアルディスプレイにもうまく追従してくれません。 画面も小さすぎるし、セキュリティ上適当なアプリは使いたくないし。 このへんでテストは止めます。 やはり、ChromeOS の linux が長期的に見て無難ですね。

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