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japerl (JPerl-again Perl)
japerl.bat は jperl の後継を目標として作成されたプログラムです。
スクリプト中のリテラル文字列としてマルチバイト文字が利用できるようにします。
Sjisソフトウェアファミリーを利用して、グローカル化されたPerlスクリプティング環境を提供します。jperlが史料的価値しかなくなったと言われる今、その路線をこのソフトウェアが引き継ぎます。
japerl.batはこんなときに便利です
- 日本語処理のためにjperlを使っているが、そろそろ新しいperlを使ってみたい。
- マルチバイト文字をサポートするにあたり、(JPerlのように)使いやすい言語のままであって欲しい。
- しかしながら(JPerlとは違って)インタプリタの実装を分岐させたくない。
- 長さの単位や位置の表現は(JPerlのように)バイトのままにしたい。
- スクリプト中のリテラル文字列は変換せず、(JPerlのように)そのままの値で処理したい。
- 外部データをバイナリデータとして処理したい、(JPerlのように)UTF8フラグのことを気にせずスクリプトを作成したい。
- (特別なことは何もせず)気軽に外字を扱いたい。
- 複数のPerl環境を切り替えて使いたい。
- これまでのノウハウ、図書、スクリプト等が引き続き使えるようにしたい。
- スクリプトをASCII以外の文字コードで記述したいとき⇒このjaperl.bat
- 入出力時に文字コードを変換したいとき⇒あのjacode.pl
インストール手順
1. 事前にSjisソフトウェアファミリのうち、いずれかをインストールしておきます。
2. 以下のファイルを任意の(同じ)ディレクトリにコピーします。
- japerl.bat
- japerl.bat.conf
3. 用途に合わせて japerl.bat.conf をカスタマイズします。
使い方
コマンドラインにて
C:\>japerl script.pl argv1 argv2 ...
と入力します。
japerl.bat(とjaperl.bat.conf)を複数利用することで、複数のPerl環境を
使い分けることができます。
長所・短所
- スクリプト中に "use Sjis;" と書かなくとも大丈夫です(書いても構いません)。
- Char.pmとは異なり、スクリプト中にマジックコメントも必要ありません。
- その代わりに設定ファイル japerl.bat.conf が必要です。
おまけ
- "pearl"のように5文字だとタイプしずらい(Larry Wall)ため、6文字の"japerl"にしました。
- QWERTYキーボードの場合は左右のキーを交互に入力するのでとても入力しやすいのです。
- これはJPerlよりも改善された(隠れた)点です。
関連情報
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