P-6 進軍する巨蛇
〜Python Enhancement Proposal (PEP)〜
本当は10回くらい、のたりくたりと話していく予定でしたが、最近のPython
の進歩に、自分がついていっていないことが発覚。
日本での普及率も、オール・イン・ワンの日本語化パッケージが出回ればず
いぶん違うでしょうし、あとは「日本人の書いたPythonの本」が出れば、知名
度もやがて上がるでしょう。
文字列のメソッドなど、細かな不満部分も解消され、あとは巨大すぎるパッ
ケージのサブセットが無いかな、という程度です(これは自作しています)
というわけで、ネタが無くなってしまったので、最後のネタに取っておいた、
PEPの話でもしようかと思います。
Python Enhancement Proposal(Python拡張計画、あるいはPython拡張提案)の
巨大なリストに基づいて、Pythonがより使いやすく変貌しようとしています。
とはいえ、+=代入子(加算代入子?)のような他言語にあるものや、asキーワー
ドのような判りやすいものはともかく、リスト変換書式のような若干難しく
(私の頭が単純なだけかもしれないけど)感覚的に判りにくいようなものが増
えてくるとPythonの読みやすさに若干かげりが出てくるのではないか、と思い
ます。
モジュールの追加については、さほど重要だとは思わないのですが、可読性
の点から言えば、あまり新奇な文法を取り入れて欲しくない、と正直思います。
「Pythonの拡張はPythonユーザが行っている」ということで、拡張作業につ
いては他言語以上に慎重な議論の上だろうとは思いますし、文法が増えたとこ
ろで以前の書き方が無くなるわけではなく、入門者に辛い言語になる、などと
いうことは決して無いと思われますが、モジュールのソースを読むのがちょっ
と難しくなるかな、とは考えたりしてしまいます。
※lambda構文を理解するまで一年かかったし・・・
というわけで、Pythonに対するつれづれ話は一旦区切って、次回から<実戦編>
(実践、でないところがミソと題しまして、Pythonの可能性を考えながら、コ
ンソールベースのゲーム開発なんぞやってみたいと思います。
まぁ、これから忙しくなるので、適当なペースですけどね・・・
んでわ・・・
機械伯爵