作者: 機械伯爵
日時: 2002/4/5(22:38)
 ども、機械です。

 Cマガとか見てて、やっぱ日本ではPythonの知名度はやっぱ悲しいかな低いな
と痛感します。

 やっぱりその筆頭が、GUIが日本語化されてないこと。

 TclやRubyならストレートにGUIで日本語に表示されるのに、Pythonは日本語化
してもかなり面倒です。

 ここはやっぱ、日本語表示用の別個のインターフェイスを考えた方がいいかな、
と考え「こんなんどうかな」と、ちと考えてみました。

 ・・・ナニを使うかというと・・・>HSP!

 Win日曜プログラマの友、HSPを使って、こんなん作ってみました。

;-----------mem.exe----------

    screen 0,320,200
    mes cmdline
    repeat
        wait 1
        stick push_enter,0
        if push_enter & 32 : goto *endproc
    loop
*endproc

;-----------mem.exe----------

 これ、コマンドラインから

mes こんにちわ

 とか入れると、ウィンドウが現れて「こんにちわ」と出るわけです。

 Enterキーを押すとおしまい・・・非常にシンプル。

 日本語じゃないけど、Winユーザにはあまりなじみのない画像ファイルしか
使えないのは使い難いので・・・こんなのもおまけで・・・

;-----------pic.exe----------
    screen 0,10,10
    picload cmdline
    repeat
        wait 1
        stick push_enter,0
        if push_enter & 32 : goto *endproc
    loop
*endproc

;-----------pic.exe----------

 pic image.bmp や、
 pic image.jpg とかコマンドを入れればできると、ウィンドウが出て
イメージが表示されるわけです(BMPとJPEGと・・・なつかしいMAG対応)

 Pythonでは、こんな風に使ってみました。

#-----------test.pyw----------

import os
os.spawnv(os.P_WAIT,"pic.exe",(" hello.jpg",))
os.spawnv(os.P_WAIT,"mes.exe",(" こんにちわ、みなさん",))

#-----------test.pyw----------

 os.spawnvは、Windows用の子プロセスコントロールメソッドです。

※Unixには無いので、マイナーですが、「テクニカルリファレンス」に
 載ってます。

 Windowsでは、.pywにすると、窓を開かないので、結構面白いです。

 HSPの問題は、あんまり複雑なコマンドオプションを書くと処理するのが
面倒なので、HSPプログラムに渡す前にPythonなどで処理するほうが良い
と思います。

※上記の二つを一つのプログラムにしようとしたのだけど、面倒なんで
 やめました・・・

 dllなんていじろうと思うと、ぜんぜん進まないのだけど、こういう反則
技なら、日曜工作気分程度で出来るので、面白いと思いますよ☆

※ちなみに、ここに書いたHSPスクリプトは、VBScriptやJScriptや
 バッチファイルでも使えるので、遊んでみてください。

   機械伯爵