作者: 機械伯爵
日時: 2004/9/2(09:06)
 ども、機械です。

 最近、こっちに書く記事が無いと嘆いていたんですが、
無いとゆーよりは私が積極的に探してなかっただけだと
わかりました。

 Mozilla が Python に急接近しています。

 ・・・つーてもなんのことだか判らん方も多いと思う
ので(いや、例によって一発で判る方もずいぶんいると
思うのですが)最初からお話します。

 Win ユーザの方は、HTA というのをご存知ですか?

 どんなものか知りたければ、Web ページの拡張子を.hta
にして起動してみればわかります。

 アイコン登録されていないのですが、ちゃんと IE が
立ち上がって、ページを表示してくれます。

 ただし、ナビゲートバーなどのおなじみの IE のメニ
ューはなく、まるでスタンドアローンのアプリケーショ
ンのような外見になる筈です。

 これ、実は外見だけでなく、IE のコンポーネントを利
用しながら、ブラウザゆえの制限(ローカルファイルへ
のアクセスなど)を取り払った、一種のアプリケーショ
ンなのです。

 で、Mozilla はそもそもそういうアプリの開発環境で
もある、と聞いていたのですが、私の知る頃は API を
C++ とかで叩かなければならないようなイメージがあっ
て、HTA のようには簡単にいかず、半ば手を出すのをあ
きらめていました。

 ところが、この Mozilla に XUL(XML User Interface
Language) が導入されたあたりから、スクリプト言語の
出番ということになったらしいのです。

※XUL(ズール、と発音するらしい) のことを知ったのが
  つい最近、とゆーお粗末さ。

 XUL とゆーのは、要するに Mozilla を Tk のようなク
ロスプラットフォーム GUI にしてしまうための XML ア
プリケーションだと思ってください。

 で、XUL を Python で呼び出したり、XUL から Python
スクリプトを呼び出したり、あるいは XUL に Python ス
クリプトを埋めん込んだりできるそーです。

 現在、どこまで話が進んでいるか確認中ですが、長年
共通の GUI 環境に不自由してきた Python としては、本
格的なクロスプラットフォーム GUI 環境が手に入ること
になるわけですから、これは嬉しい話です。

 また、色々判り次第、続報を挙げます。

 ・・・というかこの話、ずいぶん前から進んでたらし
いんだよね(少なくとも 2004.2 には本格化)

 /機械伯爵/ぷち復活宣言気味/

蛇足:タイトルの意味・・・
 Python (大蛇)に Mozilla (怪獣)だから、Beast
(魔獣)のように・・・