作者: 藤岡和夫
日時: 2004/7/08(22:00)
On Thu, 08 Jul 2004 01:43:54 +0900
dune <FZH01112@...> さんwrote:

> 僕もカードは買いましたが、使えなかったです。1枚のカードに書く分量を調節
> するのが難しいのと、書いた後カードの整理ができなくて。でも読書感想文を書
> くときはがんばって使いました。思いついたことをポツリポツリつぶやくように
> カードに書いて、並べ替えたり重ねたりして苦し紛れにつないで中身のない文章
> をでっちあげたら優秀賞とかいって盾をもらいました。

 カードは紙が良すぎて、何かもったいないような気がして・・・何か使いにく
い。カードは紙の切れ端のようなものを使うのがよいと思うんですね。それでダ
ブルリングノートに書き付けて、びりびりと破ってカード化しています。コスト
的にも安いし(^^)v

> ノートは A3 の大学ノートを一冊だけ使ってます。仕事も私生活も perl も C
> も全部ゴチャマゼです。完全に時系列で整理という概念なし。いつも次はルーズ
> リーフにしよう、と思うのですが、結局ノートのほうがバラバラになる心配がな
> いし、要らないと思ったけど実は後で必要になったページがそのまま残っている
> しで助かります。学生のときは行った美術館や映画の半券までノートに貼ってま
> した。

 大学ノートは時系列的記録として大変有効ですね。ルーズリーフはバラバラに
してから分類整理しないと意味がないです。カードは分類、ノートは時系列、ルー
ズリーフとかダブルリングノートはその中間的性格を持っている。ルーズリーフ
は分類してまとめたいものだけ破ることができますね。残りは時系列で残すこと
もできる。カード的にノートを使うには、表にだけ書いて裏には書きません。並
列に並べたとき裏は見えないので都合が悪いということがあります。

> 僕もパソコンのソフトは使いこなせません。カード型データベースとかアウトラ
> インソフトとか○○チャートとか全部挫折しました。TODO リストくらいはパソコ
> ンでやってもノートでやっても変わらないだろうと思いますが、これもノートに
> 書いてます。パソコンだと間違えて違う項目をチェックしたりトラブルでチェッ
> クが全部消えたりしたらどうしようとか変なことを考えるし、一方、手で字を書
> くという行為には気持ちよさ(脳への刺激)を感じます。

 アプリケーションソフトを見ると閉じられているという感じが強くて、すぐ
Perlなんかで制御できないかなとか、データの入出力はどうなっているかとかす
ぐ考えてしまいます。Webのシステムのよいところはすべてがテキストベースだ
からですね。Webのシステムですべてやってしまおうというのがインターネット
時代のテキスト処理だと思っています。これからはWebの表現力がさらに増大す
るわけですから、他には何にもいらなくなる。他じゃないものって、

・スクリプト言語
・エディタ
・Mozilla
・GIMP
・HTTPサーバー

 これぐらいですませることができるかも。

> 唯一の例外は wiki でつけてる日記で、家からも会社からも読み書きできるし内
> 容を検索できるしで PC が役に立っています。ページを非公開にして仕事とか
> 私生活のことをもっと書きたいのですが、公開してないと逆にプレッシャーが
> かからなくてそのうち書かなくなるんじゃないかという気もしてます。出張とか
> 書類のチェックリストも PC でやってるかな。これは内容が増減したり変わった
> りしょっちゅう見たりするので、手書きの時系列のノートだと不便です。

 パーソナルなPCの利用法としてWeb日記は最も重要なものではと思いますね。
記録にもなるし、大変便利です。非公開の日記はポインタやスケジュールを記録
する程度のものになることが多いです。

> 携帯のカメラは外で使うには便利ですね。スーパーでおもしろいおかしを見つけ
> たり、書店で「おもしろそうだけど、この本は買って積読にしてる気もするなぁ」
> とか、「この本のこのページの内容だけ欲しいなぁ」とかいうときにメールを
> チェックしてる振りをしてパシャッと撮ってます。海外だと「本は撮らずに買い
> ましょう」って怒られるそうですが。

 ぼくは積読でも取り敢えず買う主義なのですが、取り敢えず、ポインタとして
記録したいと思うことはありますね。これからはケータイによる知的生産の技術
なんて本もおもしろいかも。

> USB のカメラも便利です。デジカメとか携帯は撮った写真をどうにかして PC に
> コピーしますが、USB のカメラを使い始めるとこれが実に面倒な作業だったと実
> 感します。FAX 程度の画質でよければスキャナ替わりにもなります。先日は機器
> の不具合を調査するために、キー操作を記録再生するロケットマウスというソフ
> トで一晩中制御アプリを動かして結果を USB カメラで撮らせてました。

 おもしろい仕事をされていますね(^^)楽しそう。最近、会社でお前にもケータ
イを持たせてやると言われて、有難く仕様を精査して機種を選んだのですが、
USBでPCに接続できる機種を選びました。充電用の卓上ホルダにUSBが接続できて、
データをPCに転送できるんです。これは便利ですね。

> ところで USB カメラの制御は最初 perl でやろうとしました。
> Win32::Scanner::EZTWAIN というモジュールでアプブまでは立ち上がるのですが、
> その後シャッターが切れません。そこで Win32::GuiTest; の Sendkeys でシャッ
> ターボタンを押すと、最初の数枚しかうまく撮れない。原因を探るよりもキー操
> 作を記録・再生するアプリがあったことを思い出してそっちを探して使ってしま
> いました。

 面白そうですね。僕も調べてみよーっと。

 Tcl/Tkですけど、

Remote Control Driver and GUI for the Nikon Coolpix 990, 950, 880, 775,
and 995 Digital Cameras
http://www.math.ualberta.ca/imaging/#xphoto

 Windows版もあります(^^)

> ・・・ってなんかぜんぜん知的生産してませんね。藤岡さんの本に期待してます。

 Awakening Projectを知的生産の技術対応にしようという企みですが、それほ
ど大したものではありませんです(^^;)正に大したものじゃないけど、更新日記
関連のスクリプトも全部公開します。レイアウトに掛かっていただいたようだけ
ど、まだ未完成部分が大部ある(^^;;;もうスクリプトを書き始めてから1年にな
るので、いささか疲れましたです。スクリプトは簡単なんだけど、説明が大変。
自分自身の知識の曖昧さ・いい加減さを思い知った1年でした。

藤岡 和夫
FGALTS@...
kazuf@...
TS Networkのために http://homepage1.nifty.com/kazuf/