作者: Bruce.
日時: 2006/9/26(14:20)
Bruce.です。

Bruce. writes:

> 1992年だか1993年あたりのC マガジンで「フィルタ系言語」なるものの
> 特集記事があり(当時はスクリプティング(スクリプト)言語とか
> Lightweight Languageという単語はありませんでした)、そこで
> 1.0以前のPythonが取り上げられていた記憶があります。

1991年9月号でした。awk、perlとともに同様の処理を行うプログラムを
以って説明がされています。バージョンについては明記されていませんでした。
が、import regexp してますね(ついでに import stringとか。この辺に
時代を感じさせるものが)。

紹介文をちょっと紹介すると

 pythonは最近発表された言語で、perlやawkに比べ、ずっと普通のプログラム
言語に近い。というよりプログラム言語の専門家が文字列処理用の言語を作る
とこうなるだろうなと思わせる言語である。
 pythonをperlやawkと比べた場合の特徴は、リストをデータ型として持ってい
ることである。リストはLISPのリストのことで、簡単に言えば任意のデータを
任意個数並べて、両端を[ ] でくくったものである。リストの中にさらにリス
トを入れることもできるので、リストさえあれば理屈としてはどんな複雑な
データでも扱うことができる。
 perlやawkのように文字列とその配列しか扱えない言語と比べるとこれだけ
でも記述力の点で大きく上回る。
(以下略)

で、

・クラスを定義する機能を持っている。正規表現を使ったパターンマッチや、
awk、perlでは常識的に用意されている多彩な文字列処理はクラスを使って
標準関数の外で定義されている。

というのもあるのでクラス定義(≒オブジェクト指向をサポートする機能)は
最初期からあったと考えてよいのでは?

こういう言語の歴史を紐解くのって大好きなんですが、History of Python
とか誰かまとめてないんですかねえ? 切にキボンヌ。

いじょ。
#*能力*と時間があったらHistory of LL とか書いてみたいとか思ったり
#思わなかったり