作者: Bunta
日時: 2004/11/20(01:49)
 Bruce.さん、おつき合い、頂きまして。m(_B_)m

(i18n、l10n、コードネームについて)
>コードネームというか、略称ですね。

 あはは。どう呼んでいいか分からなくて、冗談で誤魔化しました。

>$_という変数はデフォルト変数といいまして、いろいろな処理の暗黙の引数と
>なります。で、 y/あ/a/; と書いたときの置換対象がそれなわけです。

 了解。このあいだようやく ActivePerl の導入に成功したときに、けっこう所
有して長い『初めての  Perl』を久しぶりに引っぱり出してきたときにちらと、
見た記憶があります。けっこう多用されるんでしょうね。

>複数行に分けて書くと

 丁寧にありがとうございました。だいたいの流れは、さすがに想像できてまし
たが(awk  は少し、 その延長で、cも完璧意味フメでもない…)、やはり、$_
と q!! が、何それ? という感じでした。 でも、mbsed で、/address/ の代わ
りに試しに使ってみた \!address! に、似てなくはないですね。でも、q は何か
を略してるのですかね。queue? quote? 後者だな。

>なお、オプション指定の -Mencoding=sjis ですが、見当がつくかもしれませんが

 gawk -W ctype=SJIS と同じですね。 もっとも、Windows オンリーで、さらに
SJIS  以外を基本的に知らないVzユーザなもので(でも、こっちもいちおう変
換・変換で編集できる環境はマクロでできてるはずですが)、このオプションの
お世話になったことはないのですが。

 と、ここで、ふと、じゃ、それ外したらどうなる? という向学心がちょっと
だけ芽生えて、やってみました。

>perl -e "$_= q!あ!;y/あ/a/; print $_;"
aa

 うん? 論理的に整合してますか?
 perl  のデフォルト文字コードってなんなんでしょう? いちおうこれは Win
用にコンパイルされてるのですよね。はて?

>まあ節度とか限度というものをわきまえた上であればリクエストを出したりするのは
>いいと思いますよ。もちろん、それが必ずかなえられるわけではないということを
>理解してもらわなければなりませんが。「神聖にして犯すべからず」な存在ではない
>ことは確かでしょう。

 はい、僕はほんと根性なし・ずるいぞユーザなので、偉そうなことはまったく
何も言えませんが、持ちつ持たれつの関係はあり得るのだと想像しています。

>が、ソースコードを公開してくださっている方々には日々感謝しております。おかげで
>勉強できます。その点でも特にserowさんには足を向けて寝られません。GNUの各種プロ
>グラムやPerl、Ruby、Pythonにも勉強させてもらいました。いや、これは進行形か。

 ほんと、そうなんだろうな、と思います。前にも書きましたが、僕のような初
級ユーザからプログラマまで、歴史のある時点においては少なくとも、Vzが熱
狂的に支持されたのは、ソースが公開されている、という部分が大きいのだろう
と思います。  それで、完全な時代錯誤で、僕のような何も知らない奴が、ソー
スを見てここで VWX呼んでるみたいですよ、とか言えるわけで。

>VWXって常駐ソフトじゃありませんでしたっけ?

 です。

>#これでも元Vzユーザー

 おお、そうなんですか。お仲間、とも言えないか。いつまでご使用でしたか? 

 Vzの最終版は、1.6 というもので、94年の12月くらいの発表だったと思
います。どう語ればいいのか分かりませんが、c.mos さんは、あんまり調子のよ
くないときに、やっぱりやっつけ仕事的な要素を残したまま、最終ヴァージョン
を世間に発表しました。Dos環境に見切りをつけてた。正しいのでしょう。そ
れに、当然といえば当然なのですが、けっこうバグがあった。(マクロ作家・ユ
ーザには、ものすごい拡張があったので、当然かな。)で、この版で初めて、c.
mos さんは、wing さんの VWX との通信という形で、正式にVzに正規表現を導
入したのですね。で、ある意味(多いぞ)、Windows 95が出そう、3.1 はすで
にでてる、 という状況下で慌ててパッケージとして発表された Vz, VWX, wgrep
by wing, too は、やはり、けっこうな問題を残したままでした。1年したら、c.
mos さんは秀丸を使いだしたし、wing さんは、vwx.dll(?)みたいな形で、W
zのほうのお手伝いに回った。 必死に VWX の色々な問題点を指摘したマクロ師
はいたのですが、でも、そっちからの支援も、本体のバグもあって、十分ではな
かった。  それで、シューベルトではないですが、未完成、とう感じで、Vz+VWX
は、歴史に名前を留めることになった、というのが経緯だと僕は思ってます。

>DOS 時代のプログラミングの記憶は大分怪しくなってますんで厳しいですね。
>アセンブラなのは無問題ですが。ソースがあれば、ね。逆アセンブラ使う ?
(笑)

 万が一の可能性があるでしょうか。 僕の記憶では、wing さんは、ソースがも
うない、と言っていたような気がしますが。その後、高橋版という、バグ取り、
内部的な拡張版を作った高橋さんが、 VWX にしびれを切らして、VWXT というの
を一から作り始めたことがあったのですが、高橋さんも、LINUX へ行かれてしま
われました…。VWXT  のソースはあったのかな? とうぜん、Perl-like なとこ
ろまで、高橋さんは意図されていたのですけれど…。意図や目論見は僕には分か
りませんが、高橋さんは、逆アセデフ(Vzマクロ)を作られていたと思います。

 簡単に、 VWX の問題点を書いておくと、ルーチンが wgrep の流用で、行志向
な点なんですね。ただエディタの正規表現としては、行でなく文字をピンポイン
トに示してくれなくては困ってしまうので、オアなんかの演算子に、とても不思
議な仕様がある、というところです。

 もちろん、sed を移植してくれた、Bruce.  さんに、VWX をどうにかしてほし
い、なんて現実的には思っていませんので、どうか、ご心配なく。あくまで、雑
談です。

>ところで私の思い込みかもしれませんが「フリーソフトウェア」というのはソースが
>公開されているものではないでしょうか。

 正直、僕なぞにはわかりませんが、でも、そうであってくれたら、嬉しいな、
と思うことは、確かにあります。

 それなりのプログラミングができる(これはほんとすごいのです。c.mos さん
の天才ぶり。 キカイダーVzと個人的には思ってます)Vzマクロは、&i() と
いう形でマシン語が取り込める部分以外は、まったくソースそのままです。ロー
ドするときにコンパイルもしません。だから、初級者でも、このメッセージだけ
変えたい、なんてところからVzマクロにはまったりするのですね。

 >雑談もまた楽しいものでして。

 Vzに無関心でもないと甘えて、ずらずら書きました。m(__)m

                              文太