作者: 機械伯爵
日時: 2002/4/2(11:03)
HIDAKA Takahiro writes:

> >  ただ困ったことに、Rubyをただの手続き型言語として教えてくれる人もいないし本も
> > 無いので、Ruby作者のまつもとさんの神経を逆なでにしても「入門、手続き型
> > スクリプト言語Ruby」という本を、誰か書いてくれることを望みます(笑)
> 
>  この点だけ。まつもとさんとしては、むしろオブジェクト指向を
> 意識しないでも使えるように工夫した結果が現在のRubyだとも思います。

 逆に質問したいと思います。

 意識しなかったら、何のためのオブジェクト指向ですか?

 そもそもアラン・ケイたちは、「オブジェクトに対してメッセージを送る」というわ
かりやすい「考え方」をもとにして「人間に近い指向で」プログラムできるように
Smalltalkを開発したのだと思っていましたが。

 つまりひだかさんの論だと、「オブジェクトは難しい」「手続き式のほうが簡単」
という前提が必要だと思います。

 ・・・本当にそうでしょうか?

 手続き式に慣れきった人間ならともかく、その前提から疑う必要がある、と私は
思います。

 なお、私がPerlにどうしてもなれなかった理由は、ラリーと異なり、「タイピング数
が少ないことは書きやすい」という体質でなかったせいもあります。

※Pascalとか使ってましたしね☆

 人間にはいくつもの思い込みがあり・・・私自身も例外ではありません・・・その
思い込みを前提とすると、話の本質が見えにくくなるような気がします。

 いかがでしょうか?

   機械伯爵










> 
>  ふつうに手続き型っぽくかけるようにいろいろな面で工夫しながら、
> でも純粋オブジェクト指向に限りなく近い、というところがミソじゃないかと。
> 
>  まぁこのあたりは、いろんな言語を知っている人にしか意味がなくて、
> 初心者は最初はオブジェクト指向とかあんまり意識しなくて使う方が
> いいとはおもいますが、でもいつしかオブジェクト指向が体感できるように
> なっているように狙って作られているんだと思っています。
> 
>  そんなことより、なぜPythonがよいか、のほうが知りたいですね。
> 
> -- 
> ひだかたかひろ  cv8t-hdk@...-net.or.jp