🌠 大谷選手、オールスター出場

2021/7/05

🌠 大谷選手、オールスター出場  スポーツは人間が生きていくために絶対必要な実業ではありません。 理髪や服飾になってくると、絶対の度合いが微妙になってきます。 宗教や哲学、芸術、そしてわが文学となってくるとさらに答えにくくなります。

 一体、これらは何のために必要なのでしょう?  たぶん、それは人間が人間らしくあるための何かを与え、人間の内面的な正当な要求に答えるためなのでしょう。 大谷選手が MLB のオールスターに選ばれたニュースは、私にこの問題について改めて考えさせてくれました。

 オールスター戦が始まるきっかけになったのは、元祖二刀流のベーブ・ルースでした。 シカゴに住む一人の少年が、リーグが違うため対戦することのない打者ベーブ・ルースと投手カール・ハッベルの対決が見たいという手紙を新聞社に送ったのがきっかけだったと言われます。 少年の夢に答えるという形で始まったのがこの夢の祭典・オールスター戦なのです。

 高騰する年俸、ビジネスの世界に組みこまれた MLB の中にあって、純粋に少年、少女に夢を与え、彼らのヒーローになるという選手は減ってきました。 何か職業の 1つとしてプロ野球があり、自分はその中の 1人に過ぎないと割り切る選手が多くなってきたように思われます。 しかし、少なくとも今の大谷は違います。

 今日も大谷はホームランを打ち、スタンドでそれを見て飛び上がり、涙を流すほど喜んでいる少女の姿が話題になっていました。 現在の大谷は、まさに少年・少女に夢と熱狂を与え、彼らのヒーローになっているのです。


少女登場は開始3:06後(MLByoutube)

 それは、映画よりも、文学よりもリアルで、それを時代と自分の人生とともに共有する、めったにない経験を与えているといえます。 ある意味で、これは現実のファンタジー、大谷選手はそのファンタジーのヒーローであるかのようです。 そんな瞬間は、そうそう長くは続かないだろうと思います。 今はこのかけがえのない時間を十分楽しみたいと思います。

※冒頭の画像はオールスターの選手が選ばれた日の MLB のトップページです。

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